不登校新聞

321号(2011.9.1)

子どもと育つ10の質問 第6回

2013年08月05日 14:16 by kito-shin
2013年08月05日 14:16 by kito-shin


「私とあなた」「感情と行動」、分けて話してみませんか?


 子どもと暮らしていると、大人の目からみて「気持ちはわかるけど、そんなコトしたら、あんたにとってすごく不利!」とか「だって叶わないものは叶わない」とかいったことに、かなりの時間かけて、子ども自身がこだわってしまうことって、よくありますよね。(大人だって、失恋後「やっぱりあの人じゃなきゃヤダ!」と思えたりして……)。

 そんなとき、ぜひ『親が子どもに共感しましょう』ってよく言われますね。充分に共感してもらえたら、子どもは自ずと、解決に向かうから、と。

 それはそうなのですが、大人の私たちはつい「子どもの気持ちに共感したら、子どもの言うなりにしなければならないのでは?」「子どものこの近視眼的なモノの見方で、そのまま人生の大切な時機を逸したり、ワガママでガマンのできない人間になってしまうのではないか?」ということを心配してしまって、共感の言葉や態度を惜しみがちです。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…