活動発表会のようす
2015年12月20日、本紙「子ども若者編集部」の活動発表会が東京シューレ王子にて開催され、49名の参加があった。そのなかで、「私が編集部に来る理由」を編集部メンバーが発表した。その一部を紹介する。
ウソつかずに話せる居場所
私が子ども若者編集部に来ている理由は「はじめにウソをつかなくていいから」です。
ここ10年くらい、新しく出会う人たちに「学生さんですか?」とか「OLさんですか?」と聞かれるんです。そのときは「学生です」とか「フリーターです」と答えます。でもそれはウソで、本当の私は28歳の無職です。
人と最初に会うときに、はじめにウソをついてしまうと、そのあとどんな会話をしても、ウソをついてしまった自分というのがつきまとって、ちょっとした雑談でも話をするのがうしろめたくなります。
でも、子ども若者編集部に来ている人たちは、悩んでることが私と同じことが多くて、ウソをつく必要がないんです。
だからここで、ささいなことでも会話ができるのが私はすごくうれしいです。(PN(Y・Y)・28歳)
ひまつぶしで きています
「ひまつぶし」です(笑)。 僕はひきこもっているときに、母親がたまたま『不登校新聞』を読んでいて、「こんなのあるよ」と言われ、そのときすごくひまだったので来てみました(笑)。間がよかったんですね。
来てみたら、いろんな人の話がきけておもしろいです。「参加できるラジオ」みたいですね。(なかたしょうたろう・23歳)
読者の方にも多数ご参加いただきました
読者の方にも多数ご参加いただきました
編集部が私の逃げ場所
私は「逃げ場づくり」に来ています。親とぶつかったり、バイトでイヤなことがあったりしても、「ここなら受けいれてくれるだろう」という居場所が一つほしくて、私にとってはそれが子ども若者編集部です。
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