既存の学校以外の場「フリースクール」。日本では不登校の子を持つ親が設立した東京シューレなどが有名だが、世界各国にもフリースクールは存在する。年に一度の世界フリースクール大会では、各国の代表者らが集まり、意見交換や議論を行っている。
関心集まる「公教育への広がり」
今年のIDEC(世界フリースクール大会)は7月6日~14日までイギリスの南西デボンシャーのダートムーア国立公園の一角にあるキャンプ場で開かれた。ホストフリースクールは「サンズスクール」。サンズスクールは会場から車で数分のところにある1987年に設立されたフリースクール。今回でIDECの開催は3回目になる。参加者は28カ国から600名近くになった。地元イギリスの次に多かったのはドイツからの参加者で100名を越していた。ついでイスラエル、ウクライナが20人以上参加し、アジアからは台湾と韓国が10数名ずつ参加。05年のベルリン大会以来のヨーロッパ開催で、ヨーロッパからの参加者がひさしぶりに多い大会になった。
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