連載「ひきこもりの生涯設計」vol.5
生涯設計をどう建てるか。前号までで現状確認と将来の見通しを建てました。きちんと将来の見通しを建ててみると、おのずと課題も見えてくるものです。実際にあった例を紹介します(もちろん、そのままの内容をご紹介することは難しいので、内容を一部加筆修正してあります。あらかじめご了承ください)。
相談を受けたのは、母(70歳)、娘(45歳)の二人暮らし(父は数年前に他界)。長女は中学校のときに不登校をし、以後、ひきこもっています。買い物程度の外出はできますが、人ごみは苦手。精神的な不安定さは本人も自覚していますが、通院はしておらず健康食品を活用して安定を図っていました。
家族の資産は貯蓄が800万円。持ち家はありますが資産というほどではありません。さっそくキャッシュフロー表を作成(表)したところ、娘さんが75歳までに貯蓄が底を尽きてしまうことがわかりました。
母は85歳で亡くなるものと仮定。「▲」はマイナスの意味。
キャッシュフロー表のダウンロード先はこちら
母は85歳で亡くなるものと仮定。「▲」はマイナスの意味。
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ここでプラン変更(生涯設計の最終段階「対策の構築」)です。
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