不登校新聞

316号(2011.6.15)

日本冒険遊び場づくり協会 天野秀昭さんに聞く

2013年06月18日 11:52 by kito-shin
2013年06月18日 11:52 by kito-shin



遊びのなかでケアを


 いま被災地に開設した遊び場では、子どもたちがどんどん元気になっています。私たち日本冒険遊び場づくり協会は4月26日に気仙沼で「遊び場」を開設しました。地元の方からは「子どもの野生が一気に放たれたみたいだ」と話してくれました。みんなガマンしていたんでしょうね。

 被災地での遊び場開設は、今回だけでなく阪神・淡路大震災のときも、5カ月間、遊び場を開設していました。中越、中越沖のときも短期でしたが行きました。阪神・淡路のときは震災から約2週間後の開設でした。阪神・淡路の時は、子どもは荒れていましたし、大人も不安のまっただなかでした。開設から約4カ月後、遊び場では「地震ごっこ」や「学校が燃えとる、街が燃えとる」と言いながらたき火をする子どもたちが出てきました。
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