不登校新聞

315号(2011.6.1)

デザフェスに行ってみよう

2013年06月18日 14:39 by kito-shin
2013年06月18日 14:39 by kito-shin
 
 不登校生活を長く続けていると空白の目立つカレンダーにさびしさを感じることがある。「予定がある」、それだけで前日からドキドキして眠れないことがあるほどだ。マンネリになりがちな日常に刺激を与えるべく、デザイン・フェスティバル(以下・デザフェス)に参戦してきた。

 デザフェスとはアマチュア、プロのオリジナル作品を展示、販売するフェスティバルのこと。鏡に写る自分をひたすら観客に見せるだけという「自らが商品です系」のブースもあれば、ポストカードや洋服をその場で売る一般的なブースもある。会場内には所狭しと絵画、アクセサリー、雑貨、日用品などの作品がならび、あちこちでファッションやダンスショー、アートライブなどがくり広げられている。

 今回、デザフェスに出展したアーティストは8500名。作家さんたちと話してみると不登校体験のある方もおり、われわれがもっている不登校気質というか不登校スピリッツを感じる人もいる。

 壁にはライブペインティングで壮大な魑魅魍魎が描かれるなか、自分の予算と作品のクオリティを見比べながら購入する品を選んで行く。私の即売会イベントでの楽しみは「値切り」だ。作家さんとの掛け合いのなかで最終的に購入するときには不思議な一体感がうまれているのだ。作家さんの成長、それを見るのも楽しみなのである。
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