「登校拒否・不登校を考える夏の全国合宿」の現地実行委員である胡摩崎ゆう子さんに、全国合宿との出会い、親の会の意義などについて執筆していただいた。
登校拒否・不登校を考える夏の全国合宿が19年ぶりに高知で開かれることになって、わくわくしながら迎える準備をしています。私は今でも初めて全国合宿に参加したときの感動を忘れていません。
1989年の夏でした。亡くなられた渡辺位さんが講演で宮崎勤青年の事件に触れられたのでした。
あの事件は、「問題」をかかえている親にとって自分の子どもと重ねて考えてしまい(子どもにとっては不本意で失礼な話ですが)、不安に駆られた結果、たくさんの相談が渡辺さんのところにも寄せられていたので、その話をされたのだと思います。
渡辺さんが「どうしてでしょうね。あの方は学校に行ってたんでしょ。どうして学校に行ってない人が心配するんでしょうね」と言われて、ほーっと会場が和んだことや、母親シンポジウムで発言された方を囲んで夜中まで語り合ったことなど昨日のことのように思い出します。
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