不登校新聞

434号 2016/5/15

子どもの将来、どう考えたら? ひきこもりの生涯設計vol.8

2016年06月13日 13:34 by kito-shin
2016年06月13日 13:34 by kito-shin


連載「ひきこもりの生涯設計」


 サバイバルプラン(ひきこもりからの生涯設計)をつくるためには親御さんが準備すべきことが多くあります。しかし実行していくにはお子さんが関わっていくことが前提です。では、いつサバイバルプランをお子さんに提示し、お子さん自身にも準備を進めてもらうのか。これを今回からご説明します。
 
 まずは「いつサバイバルプランを提示するのか」について。
 
 私も所属する「働けない子どものお金を考える会」では「親の定年時期が見えたとき」または「お子さんの年齢が30代後半以降」だと考えています。定年を迎えると、多くの場合、生活に変化が訪れます。このタイミングで親自身の考えを打ち明けていくのは自然なことです。「働けない」ことを前提とした生涯設計をお子さん自身が受けとめるのはたいへんなことです。ショックを受けられる方も大勢います。しかし、ある程度の年齢を重ねていると「そういう考え方もあるな」と納得してもらえることが増えてきます。定年時期か、お子さんの落ち着き具合か、各家庭でご判断いただければと思います。
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