不登校新聞

312号(2011.4.15)

書評『不登校・ひきこもりを生きる』 著者・高岡健

2013年08月21日 12:04 by kito-shin
2013年08月21日 12:04 by kito-shin


 精神科医といっても、いろいろな人がいることはすでに多くの人が知っているが、著者の高岡健さんの話は、当事者の側に立った視点で、論理がはっきりしていてわかりやすく、不登校の親の会や全国ネット、ひきこもり団体でもよく講演をお願いしてきている。

 日本児童青年精神医学会でも理事として、とくに当事者の人権を守る活動に精力的に取り組んでこられ、少年事件などの精神鑑定など裁判でも重要な仕事をされてきた。その高岡さんが「不登校・ひきこもりとはどういうことなのか」、「どう考え、周囲はどう関わったらいいのか」について、まとまった本を刊行された。
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