不登校新聞

440号 2016/8/15

当事者手記 友だちの反応がうれしくて【私とメイク】

2016年08月14日 09:34 by shiko
2016年08月14日 09:34 by shiko


私は小学生のときから、まわりになじめず、陰湿ないじめをたくさん受けました。そして、中学1年のときに力つきて、家から出られなくなりました。そんなある日、マスカラをお母さんにねだって買ってもらったことがきっかけで、メイクに興味を持ちはじめました。

雑誌を見ながら見よう見まねで、まつげを上げてマスカラをぬったとき「こんなに目っておっきくキレイに見えるものなんだ!」と感激しました。

◎少しずつ買い集めて

それから少しずつメイク道具を買い集めました。メイクのことについて載っている雑誌はあさるように読みました。そして私が、メイクが大好きになる一番のきっかけは、友だちの存在が大きいです。友だちが私に「メイクを始めたいんだけど、どんなの買ったらいいかな?」って頼ってくれたのが、めちゃくちゃうれしかったのです。友だちといっしょに選ぶのももちろん楽しいし、「この子だったらこれかな、これもいいな」と考えるだけで、頭のなかのドーパミンがドバドバでした(笑)。 
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「40代で人生2度目のひきこもり」ひきこもり経験者が語るふたたび動き出すまでの出来事と気持ち

624号 2024/4/15

「30歳を目前に焦っていた」就活失敗を機に大学生でひきこもった私が再び動き出すまでに取り組んだこと

623号 2024/4/1

14年の心理士経験を経てわかった「学校へ復帰するよりも大切なこと」

621号 2024/3/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…