私はときどき「不登校の親の会」に参加し、隅っこで話を聞いていることがあります。すると「あ、これって大事だな」と気づくことがあります。それは「私だってツラいんです」と、母親どうしで本音を吐き出すこと。
 
 不登校で一番ツラいのは子どもかもしれませんが、母親には母親のツラさがあります。それなのに、先生やスクールカウンセラー、ときには医者なども「お子さんのためにがんばりましょう」と、何気なくサラッと言ってきます。いやいやいや、何をおっしゃる。「母親は全国各地で、もうじゅうぶんがんばってるっちゅーねん」という話ですよ。
 
 思うんですが、母親はみな、まじめで読書家です。不登校関連の講演会に通い、書籍を読み、最近ではインターネットで情報収集する方も多いと思います。ただしその際、一つ気になるのが「子どものために」という想いが高じるあまり、母親自身の気持ちを後まわしにしすぎていないか、ということです。


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