2012年4月に発足した「「(仮称)オルタナティブ教育法」を実現する会」の発起人はフルースクール関係者は、もちろんのこと、シュタイナー学校、サドベリースクール、外国人学校、多様な教育を推進する活動団体のほか、教育学者、大学教授、弁護士、教育ジャーナリスト、精神科医、小児科医、研究者など各方面でリーダー的な存在の面々30人だった。きっと、ここから日本の教育は変えられる、と強く感じられた。
会則が採択された。
会の目的は、会則の第2条にこう定められた。「この会は、子どもの個性を尊重し、多様な学習のニーズに応じて、子どもの学ぶ権利をより保障するため、学校以外の『普通教育』のための学習の場を公教育として位置づける学校教育法とは別の(仮称)オルタナティブ教育(多様な教育)法制定の実現を目的とします」
発起人それぞれの活動分野から見て、多様な学びを求めることへの賛同や思い、課題などが語られたあと、法案名、会の名称について、普通教育とはなにか、憲法89条にある「公の支配」をどう考えるのか、などについて意見交換があった。
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