不登校新聞

308号(2011.2.15)

不登校の歴史 第308回

2013年08月05日 15:35 by kito-shin
2013年08月05日 15:35 by kito-shin


外部評議委員の意見 


「フリースクール白書」(2004年3月発行)の調査部分を紹介してきたが、この白書には、「提言」が付されている。調査を踏まえて「調査研究会」が執筆した部分と、専門分野からの検討を加えるために、外部評議委員として、山下英三郎、喜多明人、汐見俊幸3氏からのアドバイスを収録している。

 ここではまず、3人の外部評議委員の発言を紹介したい。(肩書きは当時)

 山下英三郎氏(日本社会事業大学社会事業研究所、日本スクールソーシャルワーク協会、フリースクールBAKUの活動に参加)は「子どもや親からの肯定的な意見が多かったこと、スタッフとの対等性があることはいい意味で予想できたが、経済的圧迫を子どもが感じていることは少し意外で、フリースクールで学ぶ機会が社会的に保障されておらず、課題であり、スタッフの身分保障もなく、経済的な課題が立ちはだかっている」と指摘した。
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