不登校にとって、2013年はどんな年だったろうか。
 
 上野千鶴子さん(女性学研究者)は、本紙インタビューで「学校化社会は、かつてより強化された」と自身の見解を述べた。
 
 要因の一つは、学校化社会で育った子どもたちが今度は親になっているからだ、と。もう一つの要因は、親だけでなく、世間も一元的な価値観の競争社会になったのだと。
 
 子どもたちにとっては高校卒業が当たり前になり、大学進学率もおよそ半数を超した。しかし、「女と若者」は使い捨てにしていく労働業界のなかで、気がつけば今の格差社会に突入していたとの指摘があった。
 
 そんな世情のなか、毎年発表される文科省の「学校基本調査」では、小中学生の数は、11万2000人で、前年度より5000人減少、これで不登校は5年連続で減少したことになる。
 
 減少した理由として、少子化により児童数そのものが最低を更新している点もある。また、「特別支援学級」に通う児童生徒は、17万5000人となり、前年より2万人も増え、過去最多となった。「特別支援学校」も、13万人在籍、前年より2600人増え、過去最多となっている。不登校の減少は、その関係があらわれたかもしれない点もある。


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