連載「親のための不登校Q&A」vol.14


 子どもが学校へ行けなくなったとき、兄弟がいると「ほかの子も行かなくなるんじゃないか」と不安になったり、「兄弟の仲が悪くなってしまった」という悩みをよく聞きます。わが家も、子どもは3人なので、その悩みは他人ごとではありませんでした。一人っ子の家庭がうらやましいと思ったこともあります。
 
 わが家では、忘れられない出来事があります。
 
 長男が高校へ行きづらくなり、家のなかで荒れて物を壊すこともあった時期でした。2歳下の娘は高校生で、部活も勉強もがんばり、まさしく高校生活を謳歌していました。次男はまだ小学6年生、何とも言えない家庭の空気を感じながらも、一日も休まず学校に行っていました。
 
 そんなある日、娘の部屋のドアがボコボコに傷つけられていました。私が仕事から帰ると娘は泣きながら「今までも兄ちゃんが暴れるのは怖かった。でも、それが私には向かわないと思っていたからガマンできた。でも、もう無理。こんな人とはいっしょに住めない!」と話してくれました。
 
 私は、意をけっして娘の気持ちを長男に話すことにしました。


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