不登校新聞

305号(2011.1.1)

不登校の歴史 第305回

2013年08月06日 13:14 by kito-shin
2013年08月06日 13:14 by kito-shin


保護者の感じ方は


 2004年に発行された「フリースクール白書」を紹介している。フリースクールなどの居場所について、保護者はどう感じていただろうか。

 132名の保護者から回答を得たが、そのうち9割が母親からで、父親は1割にも満たなかった。回答者の年齢は33歳~60歳で、平均すると44・2歳であった。フリースクールを知った最初のきっかけは、「友人・知人から」との回答が31・8%ともっとも多く、ついで「新聞・ラジオ・テレビから」が11・4%、「相談機関から」が9・1%だった。インターネットで知ったとする人は3・8%にすぎず、現在とは大きなちがいが見られる。

 「保護者として、フリースクールへの入会を決めた理由は」という質問には、「子どもが通いたいと言ったから」が群を抜いて多く60・6%、ついで「スタッフが信頼できたから」が38・6%、「外に出るきっかけをつくりたかったから」が33・3%とだった。(複数回答)
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