夏休みが終わりにさしかかるころになると、京阪神や北陸、信州などで地蔵盆の行事が行なわれる。地蔵盆は地蔵菩薩の縁日に由来し、子どもの守り神として信仰されるようになった。

 地蔵菩薩が親より先に亡くなった子どもが賽の河原で苦しんでいるのを救ったからとの言い伝え。地蔵盆では路傍や街角にある地蔵の前で子どもが詣り、その加護を祈る風習が多い。今日では地蔵盆は子どものための祭りとも言え、地蔵に詣った子どもたちは地蔵の前で供養の菓子や料理を振る舞われる。

 ところが、近年都市開発で若い世代が古くからの街を離れたことや、受験などの塾通いのために子どもが参加しなくなり、関西の旧市内ではこうした行事を続けることが難しくなってきているという。


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