小児科医・森英俊/本紙理事

(この記事は2011年7月1日『Fonte』317号に掲載された記事です)

 子どもが不登校になると、一日中自室にいることが多くなります。親や家族から学校に行けないことを叱責されたり、自分はダメな人間だと、自己否定的になってしまうと、人目を避けたり、ほかの子どもが学校に行っている時間には、家族とも顔を合わせたくないという気持ちになって、昼には寝て、夜になると起きてくるといった生活になることが親の心配になります。
 
 大人が一生懸命働いている時間帯に、学校も行かずに寝ていられると、「親が必死になって働いているのにいい気なものだ」と思いがちになりますが、ただでさえ苦しい気持ちになっている子どもは、そういう親の態度を察知して、さらに追いつめられ、ますます親との距離を取ったり、敬遠するような態度になって親子関係が悪くなってしまいかねません。


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