不登校新聞

304号(2010.12.15)

日弁連会長 宇都宮健治さんに聞く

2013年12月20日 15:09 by kito-shin
2013年12月20日 15:09 by kito-shin


 今号は日本弁護士連合会会長であり、反貧困ネット会代表の宇都宮健児さんにお話をうかがった。

――弁護士を目指した経緯を教えてください。
 私は愛媛県の小さな漁村で生まれました。父は傷痍軍人です。若いときに戦争へ行き足を負傷して帰ってきました。また、父は7人兄弟の6番目ですから、自前の田畑がなく、他人の畑を借りながら半農半漁で生計を立てていました。

 私も小さいころから、父といっしょに伝馬船という櫓で漕ぐ船に乗って手伝いをしていました。夕方に浜を出てイカを釣り、それをエサに朝方までハマチを釣る。私は小学生でしたから、夜遅くなるとよく船のなかで寝たのを覚えています。
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