◎連載「ひきこもるキモチ」
読者オフ会in長野は来場者91人という大盛況で終わりました。ご来場いただいた読者の方々、ボランティアスタッフのみなさま、誠にありがとうございました。僕の講演を多くの方にほめていただきましたが、ほめられ慣れておらず、心のなかで整理できなくてモヤモヤしてしまい、申し訳ありませんでした。
今回、とくに印象に残った質問が「愛情をどう伝えるか」というものでした。会場からこんなエピソードが紹介されました。
ずっとひきこもっていた息子が、ある夜中、とうとう限界が来て2階で大声で叫びだした。そこで親は急いで2階に駆け上り、ただ抱きしめて、「大丈夫よ……、大丈夫よ……」と言った。そうしたら「俺は今まで愛されていると思っていなかった」と抱きしめられたお子さんはそう言い、二人で涙を流して抱き合った。その後、すべてがうまくいきだした。
感動的なお話でした。会場から「では、そういう親子関係になるためには、どうやって子どもに愛情を伝えたらいいのか」と質問されたんです。
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