全国不登校新聞社は8月31日、講演&交流会「読者オフ会in長野」を長野市生涯学習センターで開催した。(協力団体「ブルースカイ(登校拒否を考える親と子の会)」)参加者は91名。読者オフ会は名古屋、東京、山形に続き、4度目の開催。講師が「ひきこもるキモチ」の執筆者・石崎森人さんということもあり、オフ会では、もっとも多い参加者数となった。
当日は石崎森人さんが講演。「ひきこもるキモチ」のなかでは、まだ書かれていない子ども時代に焦点を当てた。
石崎さんは「子ども時代、父親におびえていた」と言う。いつ、どんな理由で父親が怒りだすかわからない。自分の存在が脅かされ、強い不安感を感じていた。緊迫する親子関係が続くなかで、石崎さんは家庭のなかに居場所があると感じられず、自分に対する自信が奪われ、自己嫌悪感が高まっていった、という。「ふり返ってみれば自己嫌悪している自分を大切にすることができず、自暴自棄になっていったのは自然なことだった」と当時を語った。
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