不登校新聞

371号 (2013.10.1)

第21回 どこかに通ってほしい

2013年12月25日 11:28 by kito-shin
2013年12月25日 11:28 by kito-shin


連載「孫の不登校」


 私の孫はまだ9歳。小学4年生です。6月ごろから、朝、登校時間になっても起きてこなくなり、頭痛や気持ち悪さを訴えるなどし、登校せずに夏休みに入りました。
 
 2学期を機に行ってくれるかなと思っていたのですが、依然として状況は変わっていません。娘が「学校だけじゃなくて、教育支援センターやフリースクールがある」と聞いてきたようで、そういうところに通ってみるのはどうか、と勧めているのですが、孫は返事をしません。
 
 学校にも行かないし、教育支援センターにも行かないし、フリースクールにも行かない。ずっと家にこもって、テレビやゲームばかりの生活で心配です。学校には通わずとも、どこか別の場所に通うようになってほしいのですが、どうしたらいいでしょうか――。
 
 こんな質問をいただきました。まだ9歳なのに、ずっと家のなかに居て、家族以外の付き合いがない。学習もせず、このまま放っておいたら、ずっとひきこもるようになってしまうのではないか。学校に行けないなら、友だちづくりも学習もできるどこかに通ってほしいのにと、とても不安になられているのだと思います。
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