当該団体「引きとめたことない」
8月22日、東京都品川区の民家から出火し、この家に住む夫婦が重軽傷のやけどを負った。警視庁品川署は、出火直後、近くの交番に「自分が火をつけた」と出頭した夫婦の娘(16歳)を殺人未遂と現住建造物等放火の疑いで逮捕した。女性は「フリースクールに戻されるのがイヤだった」などと話している。
本紙の調べによると、女性は肥満へのいじめを受け、小学4年生のころから不登校。中学の3年間は週1回カウンセリングルームに通い、通信制高校へ入学。
その後、今年3月下旬から4月中旬に「気分変調症によって入院。退院後まもなく寄宿型の「フリースクール」と名乗る民間団体に入会。3カ月半後の8月上旬、夏休みによりいったん帰省。8月22日に同団体に戻る予定になっていたが、その前日、女性は家に帰らず、22日の早朝に帰宅。それを父親が叱責。その後、朝食の時間、朝食を拒否した女性を見て、父親は「正しい生活を送りなさい」とさらに叱責。これを機に、女性は家に火をつけた。報道によると、女性は「家族が死んでもいいと思った」などと供述している。
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