不登校新聞

530号 2020/5/15

緊急事態宣言から1カ月、フリースクールの現状は

2020年05月18日 11:04 by koguma
2020年05月18日 11:04 by koguma


ネモで実施しているZoomを使った交流のようす

 緊急事態宣言の発出から1カ月。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う自粛要請もあいまって、フリースペースやフリースクールなどでも閉所する団体が多い。この間どういう対応をしてきたのか。子どもたちのようすはどうか。学校外の子どもの居場所を取材した。

* * *

 2月末、北海道は全国に先駆けて緊急事態宣言を出した。札幌市で活動する「フリースクール札幌自由が丘学園」は、2月27日から臨時休校とした。

 3月中旬には卒業式にあたるイベントを例年と比して縮小するかたちで行なったが、新学期が始まる4月以降、臨時休校の措置は5月31日まで延長するという。

 スタッフの新藤理さんは「学習課題のプリント送付したりネットで掲示板を設置して会員である子どもどうしで交流するなどのとり組みを続けている」と話す。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

コロナ禍で累計2万人超に調査、社会が見過ごした子どものつらさ

545号 2021/1/1

子どものストレス反応、親と子どもで認識に大きな開き

537号 2020/9/1

コロナ休校明けに「行きづらい」と感じてる子の心境は

534号 2020/7/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…