不登校新聞

295号(2010.8.1)

不登校の歴史 第295回

2013年10月30日 15:02 by 匿名
2013年10月30日 15:02 by 匿名


 「生きにくさを感じている私たちからあなたへ」というサブタイトルをつけた「IRIS」は2003年秋、ひきこもり当事者による雑誌刊行委員会によって第3号を発行した。当事者手記や座談会はかならず載せるというのが編集方針であり、3号では大学に行った方の当事者手記が紹介されている。

 このときすでに、世の中ではひきこもりを指す「ヒッキー」という言葉が出回っており、手記の筆者もその言葉を使っておられた。手記によれば、ひきこもりのきっかけは、司法試験の勉強と、アルバイトとともにやっていた通信教育の大学を退学して不本意入学で首都圏の大学に入学したこと、そして90年代末、拒食・過食・不登校を経験したことだと記している。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…