今回、子ども若者編集部企画でとりあげるのはムシ料理!! 昆虫料理研究家・内山昭一さんの著書を紹介するとともに、昆虫料理研究会の定例会の体験レポートを掲載する。

今夜はムシをシースーで!!


 最初にウニを食べた人の勇気を、私は想像できない。あのまっ黒なイガイガの中から出てきた黄色いドロドロ……、そうと知らなければ「煮ても焼いても食えん」と思うだろう。ウニにかぎらず、いつのまにか私は、商品とは、ある程度、安全で安心で清潔な食べ物だと思いこんでしまっていた。お金を払えば無条件の安全、安心が保障され、それ以外のものは、汚くて危険で食べられない。そういう先入観が体に染みこんでいる。

 そんな現代人の「食感覚」に鋭くアンチテーゼを唱え、楽しくムシをいただこうとするのが「昆虫料理研究会」(代表・内山昭一)である。なんでも、この会は毎月、定例会を持っているそうだ。扱う食材は、バッタ、コオロギ、アリ、カナブン、オケラ、タガメ、カイコ、ハチ、カマキリ、ムカデ、クモ、ケムシ、マダガスカルゴキブリなどなど。つまり強い毒がないなど、食べられればすべて対象内。で、これらの食材を、かき揚げ、たづくり、素揚げ、串焼き、チョコフォンデュ(!)などで、いただくらしい。

 今回、子ども若者編集部も定例会「昆虫料理のひるべ」に参加した。と、その前に一点だけ言いたい。取材班3名のうち2名は、会の思想信条に深く感銘を受けたが「ムシは食いたくない」と感じており、1名は「セミは揚げたらおいしそうだ」と感じて参加した。ここらへんを書かないと、読者との距離が開きすぎてしまいそうなので付記しておく。

 定例会当日、20名の大人たちが集った。定例会は参加者全員で料理をつくるのが基本。約2時間をかけて、料理が完成した。メインディッシュは、ムシ寿司! もとい、シースーですよ、今夜は!!!


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