わたしはお金をもらって子どもたちの養育をしています。要するにプロなわけです。プロと言うからには完璧が求められますし、失敗は許されません。しかし完璧な子育てとはどのようなものなのだろうか、また何が子育てにおける失敗なのだろうかといつも考えさせられます。

 さまざまな研修を受けたり、日常のなかで感じる施設職員の陥りやすい課題として"よい子、できる子、すなおな子”を育てようとしすぎる傾向があります。結果的にそれは許容範囲の狭い対応になり、子どもの自発的行動を失わせ、大げさに言えば自立を妨げることにつながるとさえ感じます。私が考える自立とは、自分の意思で人生を切り開き、そこで直面する困難に耐えうる精神力を持つことです。


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