連載「不登校の歴史」

 2010年1月、前年、民主党政権に代わって初の新年を迎え、不登校にとってもどんな1年になるか、期待される幕開けであった。
 
 とくに、明けてすぐの10・11日にはJDEC(日本フリースクール大会)が、14日には文科省からフリースクール関係者にも声がかかった「子どもを見守り育てるネットワーク推進会議」が開催され、一歩前進のきっかけとなり得るか注目された。
 
 前者、JDECの主催はフリースクール全国ネットワーク。昨年に引き続き、第2回目の開催で、200名が参加した。
 
 シンポジウム「今、日本の教育を変える」では、教育評論家の尾木直樹さんが、日本の子どもの幸福度、自己肯定感の低さ、大学生に見られる「便所飯」などの状況に怒りを禁じえず、その背景に日本の教育の問題があると指摘、競わせる教育でなく、子どもの声をきちんと聴いて変えていく大切さを語った。雪のなか駆けつけた民主党の寺田学議員は、自分の不登校経験を踏まえ、お上目線ではなく、その子の望むような教育環境、つまり多様性を高めること、教育を受けたい人すべてにアプローチしていくことが大事と考え、教育政策にあたる、と述べた。


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