不登校新聞

272号(2009.8.15)

裁判所が自分の中に入ってきた

2014年02月13日 12:35 by 匿名
2014年02月13日 12:35 by 匿名
 私が傍聴したのは、ある中国人男性が第三者名義の携帯電話を複数回転売したという罪に問われた裁判でした。その転売した携帯電話が振り込め詐欺に使われたことをきっかけに、被告人の違法行為が明るみとなったのです。

 検察官と被告の弁護人のやりとりにおいて私がもっとも気になったのは、検察官の発言でした。被告人の罪に対し、1年6カ月の刑罰を求めました。「ずいぶん重いなぁ」と感じたのですが、その理由の一つとして「日本における外国人の犯罪が増えていること」を挙げていました。つまり、「みせしめ」の意味で、刑を重くすべきだというのです。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「40代で人生2度目のひきこもり」ひきこもり経験者が語るふたたび動き出すまでの出来事と気持ち

624号 2024/4/15

「30歳を目前に焦っていた」就活失敗を機に大学生でひきこもった私が再び動き出すまでに取り組んだこと

623号 2024/4/1

14年の心理士経験を経てわかった「学校へ復帰するよりも大切なこと」

621号 2024/3/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…