熊本県の小学2年生(2002年当時)の少年に対し、男性教員が胸元をつかんで叱った行為が、体罰に当たるかどうかの判決が、4月28日最高裁判所で下されました。その判決は「教育的指導の範囲を逸脱するものではなく、体罰に当たらない」として、体罰を認定した一、二審の判決を覆しました。

 この判決で重要なことは、裁判官から見て、教員の行為や目的が、物理的に子どもの身体へ危害を及ぼしたとしても、体罰に当たらないと判断していることです。つまり、大人の目から見て、体罰と思えないときには体罰ではないという判断です。その際に子どもが受けたつらさに関して、それによる子どもの心の破壊には、まったく配慮をしていません。大人の都合が優先され、子どもの人権が完全に無視されています。


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