「ADHD」とは1980年に米国精神医学会で診断基準が確立された「注意欠陥多動性障害」のこと。日本では90年代以降、注目され、03年には文科省が米国精神医学会によるDSMーⅣ(精神疾患の診断・統計マニュアル)を参考に定義と判断基準(試案)を示した。

 これによると、ADHDの定義は「年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力及び、衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される」となっている。具体的には「不注意」(気持ちが集中しずらい/気が散りやすい)「多動性」(過度に走りまわる/過度にしゃべる)「衝動性」(順番を待つのが難しい)などの状態が継続的に複数回、見受けられる状態を指す。

 ただし、診断が医師の主観によるところが大きい、などの指摘がある。