ADHD(※メモ参照)の小児新薬「ストラテラ」が承認される見通しになった。2008年に承認された日本初のADHD治療薬「コンサータ」(塩酸メチルフェニデート)は、アメリカなどでも問題となった「リタリン」と同じ主成分。すでに「コンサータ」は08年で482万錠が出荷されているが、「ストラテラ」が承認されれば、「コンサータ」に代わり、ADHD治療薬として主流になることが予想されている。
ストラテラは「アトモキセチン塩酸塩」の商品名。2007年6月に日本イーライリリー社が承認申請を行なっていた。抗うつ剤においては「パキシル」や「ルボックス」などのSSRIと呼ばれる薬が主流だが、新たに「ミルナシプラン」などSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)と呼ばれる新薬群が登場している。ストラテラはNRI(ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)と呼ばれており、抗うつ剤SNRIに類似している。
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