2001年、全国調査として取り組んだ「不登校と医療についてのアンケート」。今回は第2章「不登校についての認識」、第3章「医療との関わり」からポイントを紹介する。
第2章「不登校についての認識」。この章では、まず不登校についての考えを聞いた。「いいと思う」と答えた回答者は、子どもで65・6%、親で62・8%だった。一般の調査結果と比べて、不登校を肯定的に受けとめている割合が高かったのは、回答者がフリースクール・親の会関係が多いためだと思われる。男女別でみると、回答はすこしちがった。子ども回答者のうち「いいと思う」と答えた女の子が74・5%だったのに対し、男の子は51・4%。男性のほうが社会的に経済的自立への期待感・抑圧感が強い状況を反映しているのだろう。
続いての質問は「不登校になった自分(子ども)は、病気であると思ったかどうか」について。子どもでは63・3%が、親では54・4%が「病気だとは思わなかった」と答えている。半数以上が不登校を「病気」だとは思っていない。しかし、回答者はすべて不登校に関連して医療機関にかかった人を対象にしているのだ。本人・家族が病気だとは思わなくても「不登校は病院へという風潮があることを示している。
続いての質問は「不登校になった自分(子ども)は、病気であると思ったかどうか」について。子どもでは63・3%が、親では54・4%が「病気だとは思わなかった」と答えている。半数以上が不登校を「病気」だとは思っていない。しかし、回答者はすべて不登校に関連して医療機関にかかった人を対象にしているのだ。本人・家族が病気だとは思わなくても「不登校は病院へという風潮があることを示している。
読者コメント