連載「学校のナゼ」 

 
 今回の「学校のナゼ」は本紙読者である大森伸樹さんに執筆していただいた。大森さんのお二人のお子さんはともに不登校をしたが、そのときの学校側の対応には大きなちがいがあったという。子どもの不登校をめぐる親と学校側の意識のズレについて、ご自身のお子さんの場合を例に挙げ、執筆していただいた。

 テレビを観ながら何気なく「不登校するから」と娘が宣言したのは小学校2年生の11月6日だった。日付までよく覚えているのは5つ年上の兄がやはり小学3年生のときから不登校だったからだ。娘の人生にとってこの日が大切な日になりそうな気がしたので、私は携帯電話の記念日メモリーに日付を入力した。

 「クラスの笑いの中心にはいつも○○ちゃんがいます」と一学期の通知表には記されていたのに突然の不登校。あわてふためいた担任は放課後、毎日わが家に押しかけ、身もだえするようにして「元気ですか?」「会わせてください」「どうしてなんでしょう?」「私に至らないところがあったんでしょうか?」「○○ちゃんはお勉強ができるのにもったいないです」をくり返すことになった。

 "子を守りたい”が伝わらない 



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