不登校新聞

259号(2009.2.1)

第259回 バスジャック事件はなぜ

2014年04月24日 13:08 by 匿名
2014年04月24日 13:08 by 匿名

連載「不登校の歴史」


 2000年5月3日、佐賀駅バスセンターから出発した福岡天神行きの西日本鉄道高速バスを乗っとり、走り続けるバスのなかで3人の女性客を切りつけ、1人死亡という事件を起こした少年は、不登校だった。

 なぜ、少年はそこまで、追いつめられてしまったのだろうか。すべては報道から知ったことだが、少年の置かれた状況の概要を記して、そのあたりのことを考えてみたい。

 少年は両親と妹の4人暮らしで、小さい頃から勉強ができる子だった。運動は苦手、性格はおとなしいほうだった。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…