連載「不登校再考」


 昨年5月1日号・15日号の本紙は、10周年記念号ということもあり、小沢牧子、芹澤俊介、奥地圭子、3人の座談会「不登校をめぐる10年」を掲載した。その内容をめぐり、次々投稿をいただき、活発に議論された。半年以上続いたが、まだ意見を述べたい希望者が存在し、議論もつくされていない点から、編集会議では連載を継続するが、新年を迎え仕切りなおして取り上げていこう、ということになった。題も「不登校をめぐる10年」ではあわなくなっていた。

 とりわけ議論の焦点になったのは「多様な選択肢があって選択の権利が保障されることがいい」という私の主張に対し、それは消費社会・新自由主義の論理であり、多様な選択肢は教育を均一化させるものであり、むしろ『選べない学校の中の多様性が大事だ』という主張があった。選べないからこそ親が不登校による激痛を受けて変われる、と。そして、「居場所は逃げ場として大事であり、それは選択肢とはちがう」「逃げ場として居場所は学校と対峙し続けるべき」などの意見が出された。


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