連載「学校のナゼ」
職員会議について、巷で少し話題になり始めている。東京都立三鷹高校の土肥校長が、東京都教育委員会が出した「職員会議において『挙手』『採決』などの方法を用いて職員の意向を確認するような運営は不適切であり、行なわないこと」という通知(2006年4月13日、中村正彦教育長)に対して異論を唱えたことが大問題になっている。つまり、職員会議で異議が出たとき、結論は校長の判断に委ねることを、都教委はあえて「通知」という「強制力の発動」で徹底しようとしたのだ。土肥校長は、この「強制」に異議を唱え、現在都教委にこの問題に関する公開討論を呼びかけている。都教委は「内部の問題」ということでこの要求を拒否し続けている。
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