2011年9月25日、少年はC(関係性は明らかにされていない者)の家に宿泊し、その日の朝、Cのつくった朝食を食べながら「こんなにおいしい朝ごはんは食べたことがない」と何度も言った。昼食後、ソファーに座り、Cの首に抱きつき、泣きじゃくりながら「暗くて静かな山のなかに行って死にたい」と話した。Cは「つらいことがあったのか」と聞いたが、少年が答えないため「家で?」「学校で?」と聞き、「学校で?」と問いかけたところで少年は首を縦に振った。しかし、なにがあったのかは話さなかった。Cは「そんなにつらかったら学校は行かなくていい」と言い、その日の夜、帰宅した少年にあらためて電話している。少年はこのあと、家を出て近くのマンション内のソファーで一夜を明かした。

 この日、以前のなにがポイントになり、少年は「死」を口にしたのか。思い当たることが多すぎて、ポイントがわからないというのが本音だが、この後のいじめの激化を少年は予期していたかのようだった。


この記事は登録読者だけが閲覧可能な内容を含みます。続きを読むにはPublishers IDによる読者登録が必要です。