◎連載「親子ってなんだろ?」


 第3回目の「親・子ってなんだろ?」は、埼玉県の「光の子どもの家」の設立者・菅原哲男さんにお話をうかがった。光の子どもの家は、全国でもめずらしい小規模な児童養護施設。施設の理念などをうかがった。

――「光の子どもの家」とはどんな施設なのでしょうか?
 光の子どもの家は、1985年に厚生大臣とによって法人が認可された児童養護施設です。現在、光の子どもの家を利用している人は36名。子どもたちの年齢は児童福祉法で2歳から18歳までとなっています。ただし1997年の児童福祉法改正によって20歳までの措置延長が可能になりましたので、この施設にも18歳以上の人がいます。子どもが18歳で社会的に自立するというのは、やはり難しい社会状況ですからね。

――職員に「大事なのは居続けることだ」と言ってるそうですね。
 僕は40年間家族にこだわって仕事をしてきました。家族というのは居ればうるさいけど、居ないと物足りない。いつもケンカばかりの夫婦でも、母親が家に居ないと父親は「かあちゃんはどこに行った?」って聞いてしまう(笑)。「居る」ということはすごく意味を持つことですし、居続けることでしか得られない信頼関係があるんだと思っています。

 居続ける人を奪われた環境



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