今回の子どもインタビューは、「東京シューレ柏の葉」に通う奈良岡裕貴くん(15歳)。不登校のいきさつや、いま夢中になってることについてうかがった。
――不登校はいつから?
中学校1年生の9月ごろだったかな。きっかけは、小学2~5年生くらいまで、いじめられてたこと。「キモイ」とか「ウザイ」とか、言葉によるいじめがほとんどで、1日何回か言われる程度なんだけど、毎日続くからだんだんつらくなってきて。でも、「義務教育っていうのは学校に行かなきゃいけない義務なんだ」って思いこんでいたから、ガマンして通ってた。それに、「学校に行かないとおいていかれる」っていう不安もあったし。
――具体的にはどんなことが不安でしたか?
勉強においてかれるっていうのはもちろんなんだけど、なんて言うのかな。うまく言えないんだけど、社会全体においていかれちゃうって感じで、本当に漠然とした不安だったんだよね。やっぱり、まわりの友だちはほとんど学校に行ってたから。
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