石川・富山の若者"オリジン”が主催 二五〇人が参加

 
  石川、富山の不登校を経験した若者らのグループ「オリジン」が主催するシンポジウム「学校って何?」が、平成一〇年三月二八日金沢市の県女性センターで開かれた。

 昨年九月富山大学で開かれた不登校体験の若者らとカウンセラー内田良子さんによるパネルディスカッション「これが僕らの生きる道」が、五〇〇人以上の参加で成功したのをきっかけに、これを企画した若者らが中心に「オリジン」を結成し、不登校体験者と高校生が、学校に行く、行かないの区別を超えて、学校にかかわる意見や思いなどを率直に語りあおうと今回の企画をした。

  討論に先立ち、不登校新聞社理事の奥地圭子と多田元が公開対談。続いて、中学時代に不登校をし、現在大学院生のユリさんの司会で、パネルディスカッション「これが僕らの生きる道パート2」が、進められた。 パネラーの高校生は、「学校でひとりひとりが本音で話さないで仮面をかぶっている、制服も影響しているのでは」「無意味なテストで競争させて、勉強する意欲を低下させている」「いまの学校では、子どもは我慢をさせられ過ぎている」などと疑問を提起。

 「子どもにとって、学校の存在が大きすぎる。学校は色々な選択肢のひとつであってほしいが、おとなは学校に行っていない者を差別し、友だち関係さえ絶たれた」

 「疑問をもたないで学校に行く方が悩みから逃げているのではないか」

 「学校に行っても、行かなくても、自分自身を見失わないことが大切。学校に行かないことにも自信をもちたい」「不登校も人と違う経験をしたと思えばいい」

 「もっと自分らしさを出せる学校になればいい」「自分が自分でいられる、自分のことが好きになる生き方をしたい」「おとなはもっと子どもを信じてほしい」などの発言に、二五〇人を超える参加者は拍手を送りながら熱心に聴き入った。

 なごやかな雰囲気のうちに、討論後、会場からパネラーに質問や意見もあり、参加した教師は「パネラーの言葉がひとつひとつ心に響くようで、感動した。参加してよかった」と話していた。

  実行委員長の高橋翼さん(二〇)は「やる前は心配だったけれど、やってみてよかった。」と話している。今後、シンポジウム記録の冊子を作る予定もある。(名古屋支局)