不登校新聞

388号 (2014.6.15)

声 警察のずさんな対応

2014年06月13日 14:49 by kito-shin
2014年06月13日 14:49 by kito-shin


 小学校5年生の秋から不登校となり、外出、対人関係、将来などに大きな不安や焦りを感じた息子(現在17歳)がある日、玄関の戸をドンドン叩き、戸外に向かって「助けて! 助けて!」と叫んだ。その手には包丁が握られていたため、近隣住民が110番通報し、警察官20人が駆けつける大騒ぎに発展した。
 
 警察官が到着した際、すでに冷静さを取り戻していた息子は自ら事情を説明したのだが、刃物を持ち出した事実を重視した警察は息子を警察署に連行した。その後、警察は「措置入院」の是非を判断するため、精神保健福祉士を呼んだ。私たち夫婦と息子、各々と面談したが、「措置入院の必要なし」と判断された。
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