本紙10周年記念座談会に端を発し、毎号いろいろな立場からの意見が掲載されてきた。
元不登校の子どもの親である私自身は、現在、フリースクールで子どもや若者たちと日々を過ごすなか、芹沢俊介さんが言われている「教育家族」の問題に共感し、関心を持ち続けている。本紙では座談会だけでなくその後も「教育家族の解体」について意見交換がされていたが、私たち親は、子どもが学校に行かないという事態から、否応なしに「教育家族」であることを自覚し、「解体」への道へと歩むことに方向転換させられた。子どもがそうさせたのである。
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