連載「日々発見」
2回続けて「親離れ」「子離れ」について書いてきました。親がつらいのは、子どもが親離れできない原因を「甘やかし」だと思っているからではないでしょうか。
私は「親離れのしにくさ」をかかえた子どもを自立させようと親、とくに母親が一生懸命に関わる結果として必要以上に干渉的になり、がんじがらめの「共依存的親子関係」が生じるのだと思っています。共依存が、親が自分の問題に向き合うよりも、子どもの問題に熱中し起きてくるさまざまなアクシデントの尻拭いに奔走する状態から抜け出せないありさまを説明した言葉だとしたら、それは結果であって「共依存」の結果、「親離れ」「子離れ」の問題が起きているのではないと私は考えています。
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