今号の記者コラムで触れた安斎肇さんのインタビューを掲載します。このインタビューは『Fonte』2002年11月15日号(302号)に掲載されたものです。
――安齋さんの子ども時代を教えて下さい。
 小児喘息があって、10歳ぐらいまでは家にいることが多かったんだ。たまに友だちと遊んでいても、盛り上がってくるとかならず喘息が出てしまう。「いつも最後まで楽しめない」という気持ちでずうっといたんだよね。

 10代になって、喘息はおさまったんだけど、すぐさま卒業に受験でしょ。友だちともなかなか遊べなくなってしまって。だからかな、10代の後半はめちゃめちゃ暗かったなぁ。

――私は不登校をして家にこもっているとき、心が老けていくような感覚をいつも感じていました。
 あー、その感覚、なんとなくわかる。ぼくは不登校ではなかったけれど、学校の勉強が苦手でさ。授業がわからないから、先生に指されるのがイヤでたまらなかった。いざ指されると、恥ずかしさと緊張で顔が真っ赤になっちゃうんだ。タコみたいに赤面してるからって「タコザイ」っていうあだ名までついちゃった(笑)。

 「働く」イメージが持てなかった



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