連載「渡辺位さんの言葉」


「虚心坦懐で誠実に、生き物の原則に沿いながら人間としての自在さを生きぬかれた医師を、私は他に知りません。私にとって渡辺さんは、人生の道標、北極星でした」。

 渡辺さんが1984年に著された「児童精神科」の一節を引用しながら、このような追悼文を本紙に寄稿させていただいたのは、ちょうど梅雨の最中でした。出版から30年、昇天されてから5年。長い歳月を経て、今もなお渡辺さんの言葉がさまざまな人々の心の中に生き続け、周囲を巻き込みながら多くの人々を活かし続けている。あらためてその事実を再確認しながら、畏敬の念を深めています。


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