不登校新聞

393号 (2014.9.1)

韓国大会レポート 世界フリースクール大会

2014年08月29日 16:42 by kito-shin
2014年08月29日 16:42 by kito-shin

ワークショップのようす

 「世界フリースクール大会」(IDEC)2014韓国大会が、7月28日~8月3日まで光明(カンミョン)市で開催された。
 
 海外からは17カ国100人あまりが参加。そのなかで日本からは最多の約40人が参加した。日本以外では、ミャンマー、ネパールから、それぞれ20人、台湾から10人。欧米からの参加は今回少なかった。
 
 韓国国内からは1日300人から500人ほどの参加者があり、一般の学校の教員、学生も多数参加した。

 

就労などの進路関心事は"若者”

 
 大会の実行委員は20代が多く、基調講演も含めて、大会プログラムには若者の就労問題、フリースクールなどの出身者の進路など、「若者」をテーマとして取り上げたものが多くあったのが特徴的であった。
 
 スケジュールとしては、午前中に基調講演、午後からは複数の会場でパネルディスカッション、ワークショップなど1日あたり、20~30のプログラムが用意されていた。
 
 どのプログラムも子どもや若者、保護者の参加が多く、フリースクールへの関心の高さがうかがえ、社会の中の選択肢となりつつあることを感じた。
 
 しかしその反面、現在の朴政権が非認可のフリースクールに対し登録を強制し、登録しないところは閉鎖を命じうるという動きもあり、関係者が反対運動を展開しているという報告もあった。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校・ひきこもり 相談先・親の会一覧

624号 2024/4/15

4月5日開催オンラインイベント「思春期の子の親が知っておきたいこと」

623号 2024/4/1

東京都渋谷区にて「ひきこもりUX女子会in表参道」開催へ

623号 2024/4/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…