連載「不登校の歴史」
不登校と医療に関心が高まるなか、「NPO法人たまりば」は、2010年11月17日より、精神医学をテーマにした連続講座を開催した。
講師は、児童精神科医・小児科医で「林試の森クリニック」院長の石川憲彦さん。発達障害、うつ、統合失調症、PTSDなどの言葉が飛び交う時代になったが、現代の精神医学の基礎をこそ学び、理解するなかで一つひとつの現象や症状、対応を考えていくことが非常に重要になっていた。この企画は非常にタイムリーで、筆者も参加したかったがかなわないでいたところ、本紙での連載を快諾いただき、紙面で読むことができるようになり、全国の読者にもとても好評だった。
掲載は「子ども・若者にかかわる精神医学の基礎」として、2012年8月15日号より2014年2月15日号まで、全33回、1年半にわたって連載したので、興味のある人は見てほしい。精神医学の歴史を通してみると、「今」がとても見えてくる。「医療ではできるかぎりよけいなことはしない、よけいなことの代表は薬漬けであり、自分の考えでは今使用されている薬の9割は必要ないか、むしろ有害」と話されているのは象徴的だった。
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