生命をもつものは、皆、同種であっても個々に違う。いつだか子どもたちと、ヒメジョン十本、ミミズ十匹ならべてみたことがあるが、どれ一つ同じものは無かった。
人間の子どもも生命のかたまりである。個々の生命の在り様は色々であり、また、こうあるべきと期待されても、生命というものは、おのれが体験した空間と時間の重なりに素直に反応を出していく。 子ども・若者の不登校もまた、自然な生命の反応である。一個の生命たるその子にとって、そのとき、学校と距離をとることが何らかの意味で必要であったり、自然であったのだ。
625号 2024/5/1
「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…
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