新聞15年の歴史には、まだまだ伝えきれない部分もたくさんあります。創刊時以来、「不登校の歴史」と、四コママンガ「森の喫茶店」(左上)は、連載が途絶えたことがありません。また、06年には、不登校、ニート、ひきこもりなど、より多くのテーマを扱うため『不登校新聞』から『Fonte』に媒体名を変更したことも大きな出来事でした。
 
 しかしなんといっても、大きかったのは2012年の『存続危機』です。
 
 12年4月15日、読者の減少を受け、「このままだと13年3月をもって休刊する」という旨の社告を出しました。休刊予告宣言後、ほんとうにたくさんの方が新聞にエールを送ってくださいました。以前、購読していた方の購読再開もたくさんありました。
 
 また、この『存続危機』を受け、朝日、産経、読売、日経、TBS、NHK、そして各地方紙が本紙を取り上げました。3年間、新聞社を助成してきたパナソニックNPOサポートファンドも、より実践的な研修会を提供。
 
 こうしたことを経て、ひとまずの存続危機を脱したのが12年9月のことでした。
 
 存続危機を機に、読者にとってより有意義な新聞であるため、編集部では読者アンケートに力を入れるようになりました。現在、アンケート結果から生まれた企画「ひきこもるキモチ」「孫の不登校」、4月15日号の「親にできること」、今号の「不登校、その後」を掲載中です。紙面以外でも、読者オフ会の全国展開、WEBマガジンの創設を視野に入れ、鋭意、準備しているところです。
(石井志昂)